[TOP][SCORE BOOK]
2002 ナビスコカップ決勝 国立競技場
浦和レッズ 0 0 前半 0 1 鹿島アントラーズ
0 後半 1
  得点者 59min 小笠原 満男
GK
DF



MF



FW
山岸 範宏
井原 正巳
78min 室井 市衛
坪井 慶介
内舘 秀樹
山田 暢久
鈴木 啓太
平川 忠亮
福田 正博
永井 雄一郎
69min 田中 達也
トゥット
エメルソン
メンバー GK
DF



MF




FW
曽ヶ端 準
名良橋 晃
秋田 豊
ファビアーノ
アウグスト
本田 泰人
中田 浩二
小笠原 満男
本山 雅志
87min 内田 潤
柳沢 敦
エウレル
89min 長谷川 祥之



旗の波


 56,000人の観衆で埋め尽くされた日本サッカーの聖地・国立競技場。レッズサポの応援席は大小無数の旗で埋め尽くされた。こんな雰囲気を演出できるのも、ナビスコカップファイナルに懸けたレッズサポの『本気』。それもそのはず、相手は宿敵・鹿島アントラーズ!過去何度もタイトルを獲得してきている歴戦の強者だ。それに対し我がレッズはJリーグ始まって10年最下位、J2降格と苦汁を飲まされ続けてきた好対照の存在。同じ赤を基調とするチームカラーが更にライバル意識を加熱させる。
 それに加えてMr.REDS福田が既に引退宣言とも取れるコメントを出しているだけに、福田にノンタイトルで終わらせるわけにはいかない。絶対に負けられない試合なのだ。
 さて、試合はレッズペースで始まったもののゴールを奪うまでには至らない。いきなりエメがイエローをもらった時は「退場だけはしないでくれよ」と思ったが。中盤でボールを奪って速攻といういつもの形は変わらないが、自慢の3TOPが個人技で仕掛けるのだがことごとく潰されてしまう。
 そんな拙攻を繰り返しているウチに鹿島もダンダンとペースを掴みはじめる。マンマークでつくレッズのディフェンスにしてみたら鹿島のTOPよりも本山や小笠原といった2列目からの飛び出しの方が怖い。それを警戒してか本来攻撃の基点の一つである山田がその2列目のマークに追われ攻めが左サイドの平川一辺倒になってしまった。これが鹿島が守りやすくなってしまった一因と考えることも出来る。
 それでもレッズも鹿島も得点機を幾度か掴むが決められない。レッズは何とか山岸の攻守に助けられていた感もあった。前半だけで3点分はセーブしたのではないだろうか?
 そんな中での先取点は、小笠原が放ったシュートが井原に当たってゴールに入ってしまった不運なものだった。そのままゲームは、レッズが得点を奪えないまま進み試合終了。達也、室井を投入するも実らず、初の栄冠が手からこぼれ落ちていった。
 自分をどんなに慰めてみても、悔しさは消えない。いや、「この悔しさは絶対に忘れてはいけない」のだ。これを糧にレッズがもうワンステップ強くなれるのなら監督も選手もサポーターも『敗戦』を受け入れなければならない。また次がある、それを信じて闘い続けよう。